Top >> 家具ログindex >> 第15回 ドリームベッドの新作発表会にて。ベッドの最新事情と新提案 | 住賓館(じゅうひんかん)家具ログ
8月末に広島のドリームベッド本社で開催された展示会に出かけました。
会場にはドリームベッドとライセンス契約をしているアメリカのサータ社やドイツのルフ社の新作モデルが展示され、マットレスやフレームの最新事情や傾向を知ることができました。
エコ視点から関心度アップ!ノンコイルタイプのマットレス
今回の展示でまず目を引いたのは、ドイツのベッドメーカー・ルフの復刻モデル。
ルフは、ドイツの老舗ベッドブランド。レザーや布張りのベッドフレームというそれまでの日本にはないスタイルのフレームで、1984年の日本上陸当時は大きな話題を集めました。
ベッドはファッションだ!との考えで、豊富なカラーバリエーションが売り。
マットレスについては、ほとんどがノンコイルタイプです。
ここでマットレスについての傾向ですが、人気のポケットコイルなどのスプリングタイプに対して、最近ラテックスや低反発素材のノンコイルタイプへの注目も高まっています。特にヨーロッパでは8割がノンコイルタイプと言われています。
なぜか。
それは、地球環境の問題が関係しています。
つまりいかに処理しやすいかどうか。
スプリングと違って、天然素材のラテックスは土に還ります。このため環境問題に関心の高いヨーロッパでは、ノンコイルタイプのマットレスの人気が高まっているのです。
でも、私個人としてはノンコイルタイプは熱がこもって暑いので、スプリングタイプをおすすめします。
マットレスについては、各メーカーとも市場の動きが気になるようで、アメリカの3s(サータ・シモンズ・シーリー)でもシーリーが、あれほどポケットコイルは作らないと言っていたのに新作ではポケットコイルを採用しています。
どのメーカーも「完全なマットレス」を目指して、手を変え品を変えて新作を発表していますが、サータとシモンズはポケットコイルを、シーリーなら独自開発のシナーフレックスを備えたコイルと、それぞれの王道を進んだ方がよいと思うのですが・・・。
結局、各メーカーの得意分野と自分の好みが合致したものを選ぶのが一番です。
住賓館では、確かな情報力とそのお客様にとって何が一番なのかを考え、家具とお客様の最高の出会いをお手伝いしていきたいと考えています。
収納スペースの限られた寝室への新提案。ロープライス化&機能・安全面進化の収納付きベッド。
ベッドフレームおいて、今後のお客様提案でヒントになったのは油圧式収納付きベッドです。
これはマット下の部分がすべて収納スペースになっていて、引き出しタイプよりも大容量の収納が可能。
油圧式なので、女性でも片手でカンタンに開閉できます。
このタイプはすでに20年前ぐらいからあり、収納スペースの少ない関東地方ではずっと人気がありました。
ただし価格が高かったため二の足を踏む人も多かったのですが、ここにきてロープライス化になっています。
例えば、シングルであれば9万8000円ぐらい、マット部分が畳タイプだと6万8000円ぐらいのプライスで売られているのをチラシなどで目にするようになりました。(2009年9月現在)
私がこの油圧式収納付きベッドで、いいなぁと思ったのは、以前よりも機能面、安全面ともにかなり改良されている点です。
上に載せるマットレスにより、重量級、中級、軽量級の3タイプの油圧調整ができるので、どんなマットでも片手で開閉することが出来ます。
マットの置き換えも可能です。また、子どもが指を挟んだりのトラブルを防ぐ安全対策も進められているようです。

そこで、今人気のナローツインのベッドをこの収納付きにしてみてはいかがでしょうか。
部屋のスペースにゆとりができ、寝室がより快適な空間になります。
ベッド2つを並べたナローツインは、親子3人が川の字になって眠れることもあって人気がありますが、例えば98cm幅のベッド2つを収納付きフレームにすれば、約2m幅で長さ195cmのベッド下空間を全て収納スペースに出来ます。これはかなりの大容量です。
ベッドフレームをお求めのお客様の中には引き出しタイプを希望する方も多いのですが、このタイプだとスキー板の様な長物や大型の荷物が収納できません。
おすすめはやはりマット床全面に収納できるタイプです。
また、最近の収納付きベッドは、深さのあるタイプも増えています。収納グッズの定番である収納ケースがすっぽり収まるものも登場して、ますます大容量になっています。
ワンルームや2DK、2LDKなどで収納スペースが少ないマンションの場合には、季節はずれの布団をしまっておくスペースに困りますが、その問題も解決できます。
ベッド下収納では湿気を気にされる方もありますが、最近はその点もしっかり改良されているのでご安心ください。
ドリームベッドなら縦、横、左右開閉が自由に選べる!サータのマットレスとの限定セットも検討中
限られたスペースでのマンションにぴったりの収納付きベッド。
ただし、メーカーによっては収納機能などの保証が不完全な場合もあります。
その点、ドリームベッドでは不具合があった場合には、全部取り替えることができます。
また、開閉方式も、縦開きだけでなく、横開きにもでき、これだとよりスペースを取らずに開閉できます。
さらに左右どちらの開閉にも対応できるので、ベッドの設置場所にあわせて便利な開閉方式を選ぶことが出来ます。
お届けは、パーツで持ち込み、お客様のお部屋で組み立てていきます。
ここできちんとトラブルなく組み立てられるかが少し心配になり、先日、東京へのお届けがあったときにしっかりチェックしました。
結果は・・・、全く問題ありませんでした。
住賓館ではヤマト運輸の家財宅急便でお届けしていますが、ここはレベルが高く、現場での組み立てもスムーズ。
安心して全国どこへでもお届けできます。

今年は住賓館でも、収納付きのベッドフレームにも力を入れていこうと考えています。
フレームに載せるマットレスはやはりサータがおすすめです。
そこで、住賓館では、ドリームベッドの収納付きフレームとサータのマットレスを組み合わせて10万円前後で限定販売することを検討してます。
決定次第みなさんにもお知らせいたします。その際はぜひご検討ください。