ワイド2,200mmでも6畳の空間に圧迫感を与えないスマートで上品なソファ

住賓館では、メーカーによる販売店限定商品やすでに廃番になってしまった幻の名品、日本には流通していない海外ブランド家具など、ほかではお目にかかれない家具も数多く展示しています。
そこで、こうした家具の魅力をたっぷりとお伝えするため、この「住賓館Style」でも、1つの家具にスポットを当ててご紹介する【住賓館家具図鑑】シリーズを新たに加えて展開します。
今回ご紹介する逸品は、日進木工のSof(ソフ) ソファ SOC-863H。デザイン、造り、価格のすべてにバランスのとれた完成度の高いソファで、ワイド幅が2,200mmあっても6畳(3,520×2,610mm・江戸間)の空間に圧迫感を与えないスマートで上品なソファです。
■日進木工の加工技術の高さに目を見張る木部の仕上げ
柔らかな手触り、スマートなデザイン、包容力のある優しさが魅力
日進木工のSof(ソフ)シリーズは、1998年に発売したOval(オーバル)シリーズの後継機種として2010年に誕生しました。
Oval(オーバル)はその名の通り、「オーバル=楕円」の美しい曲線を生かしたシリーズで、柔らかな手触りと優美なデザインが特長ですが、その流れをくむSof(ソフ)も、上質なナラ材を丁寧に優しく削りこみ、自然で角のないフォルムに仕上げられています。その完成度の高さは、卓越した職人の技術があってこそ。どこを触っても優しく、温かみのある美しさを持っています。
また、Sof(ソフ)には、人を優しく受け入れる包容力があり、特に今回ご紹介するソファは、座っても横になっても、どんな体勢でも心地よく包み込まれるような快適さがあり、これもSof(ソフ)の大きな魅力です。
Sof(ソフ) ソファは、背、座、肘のクッションが個別タイプなので、ご覧のように、クッションのあるなしによっていろいろな表情を見せてくれます。
全部のクッションを乗せると木部フレームのボリュームが少なくなり、「木のソファは苦手」という方にも人気があります。
また、クッションを外すと、高度な加工技術が施された温かみのあるやさしい手触りの木部フレームが現れます。その姿は繊細で美しく、魅了されます。
Sof(ソフ) ソファは、木のフレームのソファでありながら、木部の見え方がさりげないため、フロントから見た印象はとてもスマート。目線を低くして見るとフレーム底の台座や肘部分は横ラインしか見えません。
しかし、実際に触ってみるとナラ材がふんだんに使われているのがわかります。
では、なぜこれほど繊細でスマートに見える・・・そこには日進木工の優れた加工技術がありました。
フレーム底の台座の厚さは約50mmありますが、とても繊細でスマートに見えます。それは面小口を船底面に加工しているためです。
船底面加工は、テーブルの天板によく使われる加工法で、奥行きを感じながらもシャープさのある仕上がりになります。
日進木工だからできる手の込んだ仕事で、そのレベルの高さは目にみえない部分からも感じられます。
ちなみに今イタリアでは、こうした直線ラインのフレームのソファが人気。
しかし、ほとんどが金属製のフレームで、Sof(ソフ) ソファのように、高い加工技術を必要とする木を使った直線ラインのフレームにはめったにお目にかかれません。
面小口や接合部分のカットや接ぎ、留めの技術力の高さと美しい仕上がりに驚かされます。
幅広肘の厚さも約30mmありますが、かまぼこ型の丁寧な面カットによりスマートに見えます。シンプルでありながら優しく繊細な表情に癒やされます。
肘のクッションを外すと、肘と座面クッションの段差がほとんどないため、サイズ以上に座面が広く見えます。
また、座面はほぼフラット。しかも背中のクッションを外すと座面奥行きは約800mmあるため、横になってくつろぐ時にも最適です。
肘のクッションを枕代わりに使えば、よりリラックスできます。
座面クッションは肘の木部に噛み込んでいるので、座ったり横になったりして動いても不快なズレを感じません。
背のフレームは、奥行きのない厚さなので、コンパクトなスペースでも場所を取らずに置くことができ、空間を広く見せてくれます。
座面のクッションは程よい硬さがあり、前かがみで食事を取ったりタブレット操作する時も、横になってくつろぐ時も楽な姿勢がとれます。
また、背のクッションもフェザータッチ感がありながらしっかりと体を受け止めてくれるので、深く座って体を沈めても自然なポジションがとれます。
肘のフレームは幅広タイプなので、サイドテーブル代わりにカップを置いてお茶を楽しんだり、本やタブレット、小物などを置くのにも便利です。
背、座、肘のクッションはすべてカバーリングタイプ。
簡単に取り替えることができ、ドライクリーニングできます。
ファブリックは50種類以上あり、本革仕様にもできます。
クッションの詰め物の補充もでき、メンテナンスしながら長く使うことができます。
今回ご紹介したSof(ソフ)ソファは、高さ850mmのハイタイプです。
ワイド幅は2,200mm、奥行き880mm、座面高は420mm、アーム高は440mm。
サイズはほかにワイド幅1,880mmタイプもあり、高さ720mm、座面高370mmのロータイプもあります。
塗装カラーについては、プロパーはナチュラル色とダーク色の2色ですが、ご希望で日進木工のナラ材の塗装カラーから選ぶこともできます。
また木部をブラックウォールナットにすることもできます。
【Coordinate】
6畳(3,520×2,610mm・江戸間)の空間に、Sof(ソフ)ソファを中心に日進木工の家具をコーディネートしました。
ソファの横にはgeppo(ゲッポ) LDチェアを置き、ソファで隣りに座るよりも、程よい距離感でリラックスして会話が楽しめます。
Sof(ソフ) スツールは、ソファやLDチェアのオットマンとして、また来客時のサブチェアとしても使えます。
テーブルは場所を取らず使い勝手の良いWHITE WOOD(ホワイトウッド)のリーフリビングテーブルを選択。
シリーズが違ってもファブリックや脚のデザインを合わせることでバランスのいい空間を作り上げることができます。
【コーディネートに使用したアイテム】

メーカー 日進木工
商品名  Sof(ソフ) ソファ SOC-863H
サイズ  W2200×D880×H850・SH420・AH440(mm)
販売価格 450,000円(税別)

商品名  Sof(ソフ) スツール SOS-865H
サイズ  W600×D600×H420(mm)
販売価格 77,000円(税別)

商品名  geppo(ゲッポ) LDチェア NFC-1211
サイズ  W640×D640×H810・SH430・AH610(mm)
販売価格 81,000円(税別)

商品名  WHITE WOOD(ホワイトウッド) リーフリビングテーブル WOT-187
サイズ  W1400×D650×H450(mm)
販売価格 101,000円(税別)

※上記の価格は時期によって変動しますので、必ずご確認ください。
◆Recommend
Sof(ソフ) ソファは、発売以来幅広い年齢層、ライフスタイルの方に人気のあるソファです。
シングルであれば食事から仮眠まで対応でき、LDチェアやスツールを加えれば、ゲストが多いカップルにもファミリーにも対応できます。
また、ソファ自体はゆったりとしたサイズ感がありますが、シンプルでスマートなデザインなので、コンパクトなスペースでも圧迫感を与えません。
場所を取らずにゆったりした空間にしたい方にもおすすめです。
■今回ご紹介した製品をYouTubeでご覧いただけます。
住賓館Style YouTube チャンネル