ベッドの高さに不安がある・布団に慣れた方のための超低床フロアーベッド
長年布団で寝ていた方がベッドへの移行を考えるとき、一番気になるのが転落の不安です。
「腰に負担をかけずに立ち上がることができるのはいいけれど、寝ている間にベッドから落ちて骨折してしまったら・・・」。
特にご高齢の方や介護を必要とされる方の場合、その不安は大きくなります。

そこで今回は、そんな不安を解消してくれる超低床の電動リクライニングベッドのご紹介です。
ベッドメーカーとしてシニアの安心や自立支援のための福祉用具や在宅医療機器分野などのメディカルサービス事業にも注力しているフランスベッドの「超低床フロアーベッドFL-1402」は、寝るときは布団の高さ、立ち上がる時はベッドの高さに変えることができる画期的な電動ベッドです。
今回は、フランスベッド四国支社インテリア高松営業所の武田所長にご登場いただき、詳しく解説していただきます。
■転落の不安を解消 手すりがいらない布団感覚のベッド
フランスベッドの超低床フロアーベッドは、介護の現場で患者さんがベッドから転落したり、転落防止の手すりに手や足を挟んでケガをするといった事例を受けて開発されました。
ベッドの高さは、床から110ミリ〜610ミリの間で好きな位置にセットでき、寝るときは低く、立ち上がる時や介護が必要な時は高くすることができます。
最低床の110ミリは布団と変わらない高さなので、ベッドからはみ出ても衝撃が少なく、安全に眠ることができ、ベッドの高さに不安を感じる方や布団に慣れた方も安心。
歩行が困難な方もこの高さなら這って移動でき、介護者に負担をかけずに好きな時に休むことができます。
また就寝時の転落防止の手すりもいらなくなるので、手足を挟む事故も防げます。
認知症の方などは、手すりで囲まれると目覚めたときに恐怖感を覚えてパニックになり、手すりを飛び越えてケガをする場合もあり、こうした事故も防ぐことができます。(※手すりの取り付けも可能です)
ベッドから立ち上がる時は、ベッドに腰かけて足が床につく高さまで上げれば、腰に負担をかけることなくラクに立ち上がることができます。
介護が必要な場合は、一番高い610ミリ。
この高さだと介護者が腰をかがめずに介護でき、車いすへの移動もラクになるなど、介護者の負担が軽減されます。
介護される方も気兼ねなく要求を伝えることができ、介護される方にも介護者にも喜ばれています。
■家族や介護者と並んで会話が楽しめる
超低床フロアーベッドは、布団と同じ高さでの就寝が可能なので、家族や介護者と布団を並べることができます。
眠りにつくまで顔を見ながら会話を楽しむことができ、就寝中に万一異変が起きても素早く対応できるので双方安心して休むことができます。
■軽量化で移動もラク
超低床フロアーベッドFL-1402は、特殊構造により135キログラムまでの安全使用荷量を持ちながら、重量62キログラムの軽量化を実現させました。
高齢化や介護の程度によってベッドを移動させる必要もでてきます。
62キログラムであれば、大人2人で移動させることができます。
使いやすい場所、介護しやすい場所など、必要に応じてラクに移動できるのも、このベッドの特長の一つです。
■高さ調整はリモコン操作で簡単・足挟み防止の安全機能も
ベッドの高さは床上110ミリ〜610ミリの間で好きな高さに調整できます。
240〜610ミリまでの調整は、手元のリモコンで簡単に操作できます。
240ミリまで下げると降下がストップします。
これは足の挟まりを防ぐ安全機能が働くためで、240〜110ミリまで下げるには、足元側にある安全スイッチを押し、目視で安全確認をしながらベッドを下げます。
■背上げ、脚上げ、ハイロー(昇降機能)がついた本格3モーター
超低床フロアーベッドFL-1402は、背上げ、脚上げ、ハイロー(高さ調整)の3つのモーターを備えた電動リクライニングベッドです。
背上げ角度は最高75度まで、脚上げ角度は35度まで対応でき、モーター音も静かです。
■腹部への圧迫を軽減するマットレス
超低床フロアーベッドFL-1402にセットしたマットレスSLD-18Rは、ベッドの背上げに腹部が折れ曲がって圧迫されるのを軽減する機能を備えたマットレスです。
マットレスの頭側が上下2枚重ね構造になっていて、背上げ時にその上下がスライドすることで体を引き上げ、腹部への圧迫をやわらげる姿勢にしてくれます。
また、背上げによる身体のズリ落ちが少ないので、介護者による背抜き(姿勢を直す)の手間を省いて負担を軽減してくれます。
■両サイドが硬めで立ち上がりがラク
マットレスSLD-18Rの両サイドには硬めの素材を使用しているため、ベッドの端に座る姿勢がとりやすく、ベッドからの立ち上がりもラクにできます。
◆Select Point
ベッドの不安要素である「転落」の心配を解決するためにこれまで取られていた対策は、手すりをつけることでした。
しかし、その「手すり」がケガの原因となる新たな不安要素となったとき、フランスベッドが開発したのは、転落の不安のない布団と変わらぬ高さで眠れる電動ベッド。
寝るときは低くして転落の不安を解消し、起きたときは高くして腰に負担をかけずに立ち上がれるベッドになるという、布団とベッドの好いとこ取りしたベッドでした。
もちろん介護ベッドとしても優秀ですが、ヘッドボードを木目調のデザインにするなど、インテリア性もしっかり追求した点も今回、幅広い方にご紹介したいベッドとして選んだ理由です。
【コーディネートに使用したアイテム】

メーカー フランスベッド
商品名  超低床フロアーベッドFL-1402
サイズ  W1030×L2140×H703〜1203(mm)
     フレーム重量62s
     背上げ角度0〜75度・脚上げ角度0〜35度
販売価格 518,400円(税込)

メーカー フランスベッド
商品名  ウォッシャブル・腹部圧迫軽減マットレスSLD-18R
サイズ  W910×L1950×H95(mm)※91cm幅
販売価格 108,000円(税込)

※上記の価格は時期によって変動しますので、必ずご確認ください。
◆Recommend
寝返りを打った時に転落してケガをしないか心配、布団に慣れ親しんでいるのでベッドの高さに不安を感じるという方におすすめの電動ベッドです。
ベッドに抱く不安感を解消し、長年布団で寝ていた方も違和感なくお休みになれます。
また、現在介護を必要とされる方はもちろん、将来介護が必要となったときに家族にかける介護の負担を少しでも軽くしたいと考えている方にもおすすめです。
安心、安全機能に優れているだけでなく、インテリア性も高いので、洋室、和室のタイプを選ばず、どんなお部屋ともしっくり馴染むベッドです。
■今回ご紹介した製品をYouTubeでご覧いただけます。
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