畳に布団スタイルに近い「スノコベッド」+「硬めのマットレス」
日本人の睡眠スタイルと言えば、畳に布団。しかし最近は、立ちあがる際の腰への負担や布団の上げ下げの煩わしさからベッドスタイルへと移行する方が増えています。
一方で、長年布団で寝起きされてた方からは、「ベッドは柔らかすぎて逆に腰を痛めるのでは?」という不安の声も聞かれます。
そこで、今回の住賓館Styleでは、畳に布団に近いベッドスタイルとして、「スノコベッド」と「硬めのマットレス」の組み合わせをご紹介します。
布団派の方もスムーズにベッドに移行でき、腰への負担も解消できる組み合わせです。
暑い夏の夜の寝苦しさを解消したい方にもおすすめのベッドスタイルです。
■腰に負担を与えず立ち上がりやすい土井木工の桐スノコベッド
婚礼家具の産地・広島府中の土井木工は、上質な素材と卓越した技術力で本物の木の家具を作り続けている老舗メーカーです。
この土井木工の隠れたロングセラー商品が、桐スノコベッド「SDピュア」シリーズです。
手持ちの布団をそのまま使えるベッドフレームとして開発されたもので、スノコ部分に桐を使用したのは、もともと婚礼家具の整理ダンスの引き出しを桐で製作していた土井木工ならではの発想と技術から。保湿性に優れた桐を採用したことで、夏は風通しがよく、冬は布団の温かみを逃さずに保温することができ、1年中快適な睡眠がとれるベッドフレームに仕上げられています。

今回ご紹介する「SDピュア縦桟仕様」は、28ミリ厚の桐無垢材を縦に配置したスノコにすることで、これまで以上に強度と通気性を高め、ホコリもたまらず衛生的にも優れています。
また、座面高はふとん仕様の330ミリとマットレス仕様の230ミリの2タイプあり、厚みのあるマットレスを敷いた時も薄めの布団を敷いた時も立ち上がりやすい高さに設計されています。
さらに特筆すべきは、スノコのズレや音防止、面木口の処理など、細部にわたって丁寧な仕事が施されていることです。
その美しい仕上げに土井木工のこだわりと技術力を感じます。
28ミリ厚×50ミリの桐無垢材を縦に配置したスノコ。
横配置に比べ、強度や通気性が増し、隙間も狭いので布団を敷いても布団が隙間に入り込むことがありません。
28ミリ厚の丈夫な桐無垢材をフレーム枠でしっかりと挟み込んで受け止める構造になっているので、スノコの上に立ってもへこんだりズレたりしません。
桐表面にはカビに強い抗菌加工が施されているので、汗でシミになったり、湿気によるカビの発生も防止します。
スノコ受けには防音のためのテープが貼られています。
寝返りを打った時などもスノコがズレず、イヤな音もしません。
こうした細かな配慮も土井木工のこだわりです。
座面高は床上330ミリのふとん仕様と230ミリのマットレス仕様の2タイプあり、どちらを敷いた時も立ち上がりやすい高さになっています。
すべての面木口が丁寧に仕上げられています。
フレームとスノコもピッタリとズレなくセットでき、安心、安全、快適設計。
大量生産されるスノコベッドとは一線を画す仕上がりです。
ヘッドボードは、ミズナラ(北海道産)のブラウン色、サクラ(北海道産)、ブラックウォルナット(アメリカ産)の3種類あり、好みやお部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
■抜群の通気性と耐熱性。布団感覚で使えるフランスベッドの新素材マットレス
今回、布団に近いマットレスとして選んだのが、フランスベッドが東洋紡と共同開発した新素材「ブレスエアーエクストラ」を使用した「RH-BAE-三ツ折り敷ふとん」です。
「ブレスエアーエクストラ」とは、極細の中空繊維を超高密度に絡み合わせて成型した三次元スプリング構造体で、抜群の通気性を持ち、空気を抱え込んだ特殊な構造体が呼吸するように湿気を逃し、朝までムレずに快適な睡眠環境を保ちます。

また、体圧分散性と弾力性にも優れ、体が沈み込まない理想的な寝姿勢を保つのでベッドで寝る不安要素の腰痛も防止。自然に寝返りを打つことができるので寝苦しい夏も快適に眠ることができます。

さらに、この新素材は熱に強いポリエステルを採用しているため、電気毛布も安心して使うことができます。
しかも、「RH-BAE-三ツ折り敷ふとん」は、「ブレスエアーエクストラ」と保温効果の高い「ハードウレタンフォーム」のリバーシブル構造になっているので、裏表を使い分ければ夏は涼しく、冬は暖かく使えて一年中快適な睡眠環境を作ることができます。
三ツ折りにできる敷ふとんタイプのマットレス。
重量は約5.5キログラムで、簡単にベッドにセットすることができます。
マット厚は約60ミリ。布団に近い硬めのマットレスで体をしっかり支えてくれます。
しかも、布団の綿素材やウレタンよりも通気性に優れ、熱帯夜でもムレずに快適に眠ることができます。
通気性の良いブレスエアーエクストラ面(白ベース)と、保温力の高いハードウレタン面(紺ベース)のリバーシブル構造なので、夏涼しく、冬暖か。
しっかりしたマットレスなので、腰掛けた時もお尻が沈みすぎず、立ちあがる時も腰に負担をかけずに楽に動作ができます。
◆Select Point
畳に布団文化に慣れ親しんだ日本人がベッドへと移行する時、それまでの寝心地や感覚に違和感を感じることなく、ベッドの利点である「楽に立ち上がれる」こと」を考えて選んだ組み合わせです。
柔らかなマットレスに対する「腰痛」や「ムレ」の不安要素は、通気性に優れた桐スノコベッドと硬めのマットレスで解決。しかも今回の組み合わせは、抜群の通気性を持つ新素材を使ったマットレスを選択するWの通気性対応。布団よりも熱がこもらず、夏の暑さ対策にもなります。
楽な立ち上がりについては、土井木工の桐スノコベッド「SDピュア縦桟仕様」(ふとん仕様)に フランスベッドの「RH-BAE-三ツ折り敷ふとん」を敷いた時の座面高が約400ミリ。
立ちあがるためにちょうどいい高さになっています。
これで睡眠時の腰痛対策と共に立ち上がり時の腰への負担も軽減されます。
【コーディネートに使用したアイテム】

●フレーム
メーカー 土井木工
商品名  SDピュア縦桟仕様
サイズ  W1004×D2017×H770×SH330(mm)※シングル、標準サイズ、ふとん仕様
販売価格 160,000円(税別)

●マットレス
メーカー フランスベッド
商品名  リハテック RH-BAE-三ツ折り敷ふとん
サイズ  W970×L1950×H60・折りたたみ時 W970×L650×H180(mm)※シングル
販売価格 49,800円(税別)

※上記の価格は時期によって変動しますので、必ずご確認ください。
◆Recommend
土井木工の桐スノコベッド「SDピュア縦桟仕様」とフランスベッドの「RH-BAE-三ツ折り敷ふとん」は、布団派の方が初めてベッドを購入される際におすすめしているセットです。
立ち上がりを楽にしたいのであれば、桐スノコベッドにお手持ちの布団をそのまま使ってもいいのですが、新素材を使用した「RH-BAE-三ツ折り敷ふとん」をセットすると睡眠時の腰痛対策にもなり、快適な睡眠と日々の健康のどちらも手にすることができます。
また、このセットは、猛暑や熱帯夜が続く夏を快適に過ごしたい方にもおすすめです。
日本の気候にピッタリの桐スノコベッドと、こもった熱を自然な寝返りで逃してくれる硬めのマットレスがあれば、「寝ても疲れが取れない」という悩みも解決してくれます。
■今回ご紹介した製品をYouTubeでご覧いただけます。
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