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行って来ました!2010飛騨・高山 暮らしと家具の祭典各メーカーの気になる家具をピックアップ&チェック

行って来ました!2010飛騨・高山 暮らしと家具の祭典
各メーカーの気になる家具をピックアップ&チェック

ワイドビューひだ
今年も9月1日、飛騨高山で開催された「2010暮らしと家具の祭典」へ行って来ました!
年に一度、現代の飛騨の匠の新作やこだわりの飛騨家具が一堂に会するビッグイベントです。
善通寺より、特急南風、新幹線のぞみで名古屋へ向かい、名古屋からは特急ワイドビューひだ(飛騨1号)で高山へ。
展示会場やショールームを巡り、たくさんの飛騨家具をチェックしてきました。
今回は、「2010暮らしと家具の祭典」で気になった家具をいろいろとご紹介していきます。

飛騨産業
往年のベストセラー・EIGER(アイガー)とあらゆるニーズに対応する侭(ジン)シリーズ

飛騨産業・EIGER(アイガー)
飛騨産業で一番注目したのは、創業90年記念復刻モデルの「EIGER(アイガー)」です。
このイスのオリジナル・#713アームチェアは、1960年(昭和35年)に商品化され、大ヒットしました。
今回の復刻版では、ダイニング向けに改良され、安楽性を重視しながらも食事での使用に適したイスになっています。
軽量でシート高が低くゆったりしているので、ご年輩の方のイスとしてもおすすめです。
高度な曲木の技術を駆使し、肘部分に天然の簾を使用することにより自然の風合いが出ています。
昭和初期のクラシックな雰囲気のあるデザインで、和風はもちろん、コンクリート打ちっ放しの部屋に入れてもいいですね。
レトロ感があるので、今、人気の60年代の家具とも相性がいいと思います。
こちらは新しい侭(ジン)シリーズ。
以前のものと比べると30%ほど価格がおさえられています。
このシリーズの新しいアームチェアSD250Aは、とてもしっとりとした座り心地でした。クッションの取り外しも自由で、軽量化も図られていました。
テーブル天板も、長方形からトノー型、丸形、正方形とバリエーションも豊富。サイズもワイド2200ミリで奥行きが1000ミリまで可能です。
面形状も角面、丸面、船底面とセレクトできます。
素材が楢材タイプでカラーは5色、ウォールナットタイプで2色から選べます。
脚の形状も3種類以上から選べ、あらゆるニーズに応えることの出来るシリーズです。
ところで、今回の展示で感じたのは、飛騨産業をはじめ、各メーカーともにデスクに力を入れていたこと。
子ども用はもちろん、定年退職した人向けの需要が増えたためでしょうか。

日進木工
日本から提案する北欧スタイル ホワイトウッドシリーズの新作リビングダイニングチェア

日進木工・ブース
今回のイベントで、一番気になっていたのが日進木工です。
住賓館では、北欧スタイルの家具を積極的に提案していますが、日進木工はまさに、日本の北欧スタイルの家具を発信し続けているメーカーです。
日進木工で感じたことは、個別のアイテムと言うより全体から感じ取れるシンプルスタイル。
インテリアの質感を高め、軽量化を図り、生活しやすい家具作りを目指していると感じました。
日進木工・WOC-151
新作で気に入ったのが、ホワイトウッドシリーズのリビングダイニングスタイルのイスWOC-151です。
重さ5600グラムで、手元のウォールナットの形状がやさしく、自然に手で触りたくなります。
もちろん、座り心地も抜群でした。
個人的には、ダイニングセットで組むよりも、コンパクトな丸のダイニングテーブルに2脚ぐらいでセッティングする方がいいと考えました。
また、ショールームでは、写真のように、ソファの前に一人用のイスとしてセットする提案もよいと感じました。
日進木工・デスク
デスクでは、このスタイル。
今年は横に収納のある変形スタイルが主流。
すっきりとシンプルなデザインです。
この10月に開催予定の北欧家具フェアでは、日進木工のナチュラルベーシック、ホワイトウッドシリーズ、そして人気の伸長式のテーブルを取り揃えてご提案したいと考えています。

柏木工
あぐらで座れるOYAJIイス 不動の人気、CIVIL(シビル)シリーズ

柏木工・OYAJI(オヤジ)イス・CIVIL(シビル)
柏木工のショールームで感じたのは、やはりロングセラーのウィルダネスシリーズは素晴らしいということ。
そして、注目を集めていたのが、この新作「OYAJI(オヤジ)」イス。
座面がゆったりしているのであぐらでも正座でもゆったり座ることが出来ます。
でも、やはり住賓館で力を入れたいのは、CIVIL(シビル)シリーズです。
すべてのアイテムが単独でも映え、しかも暮らしにしっかり馴染みます。
CIVIL(シビル)シリーズには奥深さがあります。

イバタインテリア
エコとコストパフォーマンスが魅力 シンプルモダンのダイニングセット・オリーブ

イバタインテリア・ダイニングセット「オリーブ」
イバタインテリアは本社を訪ねました。
高山駅から車で40分ほど走り、入口で受付を済ますと、職人が働く工場内を抜けて2階のショールームに向かいました。
イバタインテリアの今期人気ナンバーワンは、シンプルモダンのダイニングセット「オリーブ」です。
イスは軽量化が図られ、座面はカバーリングスタイルで、メンテナンスのことも考えられています。
天板構造は、天然資源の木材を有効利用するために、表面材には使用できなかった材料を集成して芯材にして、表面材と積層することで実現したエコテーブルになっています。
イバタインテリアは中国の大連に専属の工場を持ち、この「オリーブ」も大連工場で生産されたもの。
コストパフォーマンスの面でも注目のセットです。
ワイド1500ミリのダイニング5点セットで130000円前後。
もちろん、最終的にはイバタインテリアの厳しいチェック体制で確認されているため、信頼できる家具に仕上がっています。

シラカワ
今期主流のリビングダイニングスタイル RAPT(ラプト)シリーズ

シラカワ・RAPT(ラプト)シリーズ
シラカワのショールームを訪ねて気になったのは、住賓館でも展開しているRAPT(ラプト)シリーズのリビングダイニングスタイルとソファーの新作でした。
最近の傾向で、リビングダイニングスタイルが増えているとは感じていましたが、今回のイベントで各メーカーをチェックする度に、その傾向を強く感じます。
マンションなどスペースの関係もあり、食事スペースとくつろぎスペースを一緒にして、ゆったりくつろぎたいという要望が多いのかもしれません。
RAPT(ラプト)シリーズのベンチは、背中の流れるようなカーブが魅力的で、見るからに座り心地の良さを感じます。
座面のシックなファブリックはウォールナットにとても合っています。
とにかくRAPT(ラプト)の曲線は、緊張感をほぐし、心和ませてくれます。
後ろ姿も美しく、この控えめな上品さは、シラカワにしか作れない表情。
もしかすると、この後ろ美人を意識して作っているのではないかと思うほどです。

飛騨高山で仕入れた情報、学んだことを家具でご披露。
秋の北欧フェアを開催します!

「2010暮らしと家具の祭典」で、しっかりと飛騨の家具をチェックしてきたからには、ここで仕入れた情報や学んだことをいち早くみなさんにご提案するため、秋の北欧家具フェアを予定しています。
日進木工や柏木工の飛騨高山の北欧スタイルの家具を中心にラインナップ。
長い猛暑がやっと終わり、秋を迎えた暮らしにしっくりと馴染み、ホッと落ち着ける家具をご紹介します。
詳しく決まり次第、ほぼ毎日更新の 住賓館ブログ および家具ログ等でお知らせします。
チェックしながら楽しみにお待ちください。