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“手で座るイス”アームのタイプで選ぶダイニングチェア
リビングとダイニングの機能を一つにまとめたLDスタイルの空間づくりが人気を集める中、食事を楽しんだ後もゆったりとくつろげるイスとしてアームのあるダイニングチェアを選ぶ人も増えています。
体型やライフスタイルなど、自分と相性のいいアームチェアを選べば、体に負担をかけることなく、毎日の暮らしをより快適に過ごすことができます。
そこで今回は、アームにスポットを当てながら、アームのタイプ別の特長や選び方、おすすめのアームチェアをご紹介します。
乗せるだけじゃない、アームの役割
アームチェアの魅力は、肘を乗せてゆったりくつろげることですが、アームの役割はそれだけではありません。
アーム部分を“つかむ”ことで安心感を得て、リラックスできるタイプのアームチェアもあります。
同じアームチェアでもアームの形、高さ、長さなどにより、「乗せるタイプ」と「つかむタイプ」のアームチェアがあり、自分の体型や年齢、ライフスタイルに合わせて選ぶことで、長時間座っても疲れることなく快適に過ごせる1脚を見つけることができます。
「つかむタイプ」のアームチェア
握り心地の良さをチェック。立ち上がりやすく高齢者も安心
アーム部分に肘を乗せるのではなく、つかむことで安心したりリラックスできるタイプのアームチェアを選ぶ時のチェックポイントは、握り心地の良さ。特にアームの先端のデザインや形は重要です。
■Natural Brown(ナチュラルブラウン)シリーズNBC-539R
日進木工のNatural Brown(ナチュラルブラウン)シリーズのNBC-539Rは、まさに握りやすさを追求したアームチェアです。
肘を乗せる部分は腕のラインに沿うように緩やかなカーブを描き、少しくぼんだその形は、腕にしっくりとフィットします。
そして先端に向かって先細りする独特のデザインは、上から握ってもサイドから握っても握りやすく、しかもすべての面小口が滑らかに仕上げられているので手に優しく馴染みます。
■Natural Brown(ナチュラルブラウン)シリーズNCC-403R
日進木工が、この握り心地の良さと繊細なデザイン性を両立させて進化し続けている原点となっているのが、1981年から始まるNatural Brown(ナチュラルブラウン)シリーズの最初のアームチェアNCC-403Rです。
サイドを囲むように脚へと続くアームのふっくらとしたフォルムは、曲げ木や3次元の削り出しによって仕上げられたもので、どこを握っても手にやさしくフィットし、とてもリラックスできます。
また、安定した握り心地なので立ち上がり動作も楽にでき、高齢者にもおすすめのアームチェアです。
■N(en)シリーズ SOLA NC-002-B
同じく日進木工のN(en)シリーズのSOLA NC-002-Bは、握り心地はもちろん、デザイン、機能性、軽量化のすべてを高いレベルで完成させた究極のアームチェアです。
曲げ木の背板からアーム、脚へと続く完璧なライン。アームと脚の留めには緻密なフィンガージョイントが施され、これだけ繊細で軽量でありながら握ったり立ち上がったりする時に不可がかかる部分の強度の心配もいりません。
究極の1脚と呼びたいアームチェアです。
■CRESCENT(クレセント)シリーズ SG261A
飛騨産業のCRESCENT(クレセント)シリーズのSG261Aも他では真似できない独特なアームのフォルムが魅力的な1脚です。
曲げ木の背板にフィンガージョイントで接合したアームは、滑らかな曲面仕上げのやさしい手触り。アーム先端は下向きに少し傾斜した丸みのあるフォルムで、手のひらで包み込むようにつかむと安心感のある心地よさがあり、
立ち上がりの動作も楽にできます。
あまりの触り心地の良さに、持ち手を撫でながらずっと座っていたくなるアームチェアです。
ちなみに写真のCRESCENT(クレセント)SG261Aは、今年3月に20周年を迎えた住賓館がオープン当時から接客用に使っているものですが、一度も修理に出すことなく毎日お客様をお迎えしています。
年を重ねるごとにツヤを増し、アメ色を深めています。現役で働き続ける名品です。
「乗せるタイプ」のアームチェア
楽な姿勢がとれる高さをチェック。大柄ならアームの長さにも注目
肘を乗せてリラックスするアームチェアを選ぶなら、自分に合ったアームの高さを確認することです。
アームに肘を置いた時に肩が上がりすぎる高さだと肩が緊張してリラックスできません。
逆に肘がアームを探してしまう低さだと不自然な姿勢になり、やはりリラックスできません。
イスに座った時に、無意識のうちにアームに肘を乗せていて、その後しばらく座っていてもどこにも負担がかからず、楽でいられる高さが、自分にとってベストな高さです。
また、体格が大きい方は、アームが座面のサイドを囲むタイプや長いアームでは窮屈感を感じます。足回りが自由になる短めのアームがおすすめです。
コンパクトなスペースで使う場合もアームが短ければ、イスの横からも出入りしやすいので便利。横座りが多い生活スタイルの方にもおすすめです。
■WHITE WOOD(ホワイトウッド)WOC-131
日進木工のWHITE WOOD(ホワイトウッド)WOC-131は、アームの短いチョイ肘(セミアーム)タイプ。
立ったり座ったりする時にもアームが邪魔にならず、肘はしっかり乗せられるアームチェアです。
ちょうどいい長さのアームは、肘を預けるにもちょうどいい高さ。座面から肘までの高さは約250mmで、座った時に自分の肘の高さよりちょっと高めなので自然に肘を置くことができ、長時間座っていても疲れません。
WOC-131のアームは、ウォールナット材とナラ材のコンビネーションや木の実のようなかわいらしいデザインが女性に受け、わずか3.4sという軽さによる取り回しの良さも女性人気を高める要因となっています。
■geppoシリーズ シードチェアNFC-780
同じく日進木工のgeppoシリーズのシードチェアNFC-780も、座面からアームまでの高さが約230mmとちょっと高めのチョイ肘タイプのイスです。
曲げ木加工による背板の絶妙な角度が、体をしっかりと支えながら自然な肘置きスタイルがとれるので、長時間でも快適に過ごせます。
肘が短く、足回りを邪魔されないので、食後は横座りでテレビを楽しみたい方におすすめです。
背をアーム使いするイス

体格の良い方や男性の中には、チョイ肘ですら窮屈だと言う方もいます。けれど、肘置きスタイルでくつろぎたいとも・・・。
そんな時にご提案するのが、背をアーム使いする方法です。
背の当たりがよく、面小口が滑らかで丁寧に仕上げられたイスを選べば、背に肘を乗せてリラックスすることができます。
■Sof(ソフ)シリーズ SOC-832
日進木工のSof(ソフ)シリーズのSOC-832は、ゆったりしたサイズ感と、包み込むような快適な座り心地が魅力のダイニングチェアです。
曲げ木加工を施した後、人の手で削り磨かれた背板は、とても滑らかで温かみを感じます。面小口の仕上げも丁寧で触り心地もよく、ボリュームのある背板の厚みが安心感を与えます。
この背に肘を乗せると、曲げ木のカーブが肘にフィットして横座りの姿勢でもゆったりとくつろぐことができ、これなら長時間でも楽に過ごせそうです。
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