Top >> 家具ログindex >> 第117回 日進木工の高橋営業課長に聞きました!カタログには載ってないお話 | 住賓館(じゅうひんかん)家具ログ

連載でお届けしている日進木工営業部課長の高橋雅一さんにお聞きした、「カタログには載ってないお話」も、いよいよ今回で最終回です。
これまでは、人気シリーズgeppoの新作家具の開発秘話やネーミングに込められた日進木工の思いなど、カタログには載っていない家具の裏話などをいろいろご紹介してきましたが、最終回では、ロングセラーを続けるあのテーブルのご紹介に加え、家具以外のこぼれ話も織り交ぜてお届けしたいと思います。
レベルの高い日進木工の伸長式テーブル(1)
30年以上続くロングセラー Natural Brown(ナチュラルブラウン)
日進木工と言えば「軽くて丈夫な椅子」で知られています。
椅子は毎日使用する家具であることから、「軽さ」と「丈夫さ」は欠かせない要素。もちろんいつまでも愛着を持ち続けることのできるデザイン性も重要です。
そこで日進木工では、北欧モダンの細身でシンプルなデザインを曲げ木や角ホゾ構造などの伝統の技術でカタチにし、軽さと強度を両立させた椅子を作り上げています。
しかし、日進木工は椅子だけでなく、テーブルも優れた逸品を作り上げています。
今回開催した「日進木工フェア」で多くのテーブルを展示して特に感心したのは、すべてのテーブルにおいて天板の木口の仕上げがとても丁寧で美しいことでした。
それぞれのテーブルのデザインに合わせて、シャープな角形の面形状があれば、やわらかな舟形もあり、繊細な薄手もあれば、温かな厚みのある面形状のものもあり、細部にまで手を抜かない日進木工の仕事ぶりが確認できました。
また、今回改めて感じたのは、伸長式テーブルのレベルの高さです。
日進木工には、1981年のデビュー以来30年以上ロングセラーを続けている伸長式テーブルがあります。
Natural Brown(ナチュラルブラウン)シリーズの伸長式テーブルです。
テーブルを広げたい時は、まず、テーブル裏のホックを外し、中央から両サイドにテーブルを開きます。
すると中央に二つ折りのテーブルがあり、それを引き出して広げ、両サイドのテーブルで挟み、ホックをかけて固定します。
この開閉の動作をいかにスムーズに出来るかどうかを追求したというだけあって、女性や年配の方でも簡単に操作できます。
しかも、座ったままでも無理なく操作でき、広げてもグラつきません。
ここまで軽くスムーズに伸長できるテーブルは数少ないと思います。
さらにこのテーブルは、脚の部分も優れています。
天板は美しい木目と手入れが楽な突板ですが、脚は無垢仕様の2本脚スタイルになっています。
出入りがしやすく、人の脚が触れた時も無垢材の優しい感触。もちろん脚の面木口も裸足で過ごす生活スタイルを考えて、丸みをもたせてキレイに仕上げられています。
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Natural Brownシリーズの伸張テーブルNCT-438とアームチェア・NCC-403
http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/archives/52071177.html
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ナチュラルブラウンシリーズの伸長式ダイニングテーブル・NBT-438
http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/archives/52023121.html
 
レベルの高い日進木工の伸長式テーブル(2)
天板の薄さと強度を追求 N(en)シリーズのHORIZON
2010年に発売されたN(en)シリーズのHORIZONは、伸長式テーブルでありながら天板が驚くほど薄く、どこにも無駄のないシンプルでスマートなテーブルです。
その印象は北欧スタイルでありながらも、どこかイタリアモダンも感じさせ、洗練された美しいスタイルが目を引きます。
「このテーブルは、天板の薄さと強度を両立させるために、ハニカム構造のアルミ板を採用しました」(高橋さん)
ハニカムとは、蜂の巣を意味していて、蜂の巣のような六角形や六角柱を隙間なく並べた構造がハニカム構造。軽くて強度が高く、新幹線や飛行機などの構造体にも使われています。
この構造をテーブルの天板に取り入れ、「羽根のように軽く薄い」天板を実現したのがHORIZONです。
確かに天板は軽くスライドさせるだけで滑らかに伸長でき、しかもこれだけ薄い天板でありながら高強度。美しいスタイルのテーブルは動きも無駄なく洗練されています。
細身の脚も計算された設計と技術で、添え木なしでありながらグラつきはありません。
伸長式テーブルで、これほど美しく、これほど繊細で、しかも機能性に優れたテーブルを完成させる日進木工の感性と技術力には、本当に感心させられます。
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HORIZON 伸長式テーブル・NT-155-W
http://blog.livedoor.jp/jyuhinkan/archives/52073594.html
 
お店での椅子の選び方は、「靴を脱いで、かしこまらずに」
今回の高橋さんのインタビューでは、日進木工の家具の解説だけでなく、家具選びのポイント、特に椅子の選び方についてもお聞きしました。
「お店で椅子を選ぶ時に一番失敗するのが、靴をはいたまま座り心地を試すことです。
特に女性の場合、ヒールのある靴で座ると、家で座った時とは足がつく高さが違うため、座り心地が違ってきます。
椅子を選ぶときには靴を脱いでから、足のつく高さや座面と膝の位置、クッションや背の当たり具合などを確認してください。
また、お店で座るときは少し緊張していることもあり、かしこまった座り方になったり、一定の座り方しかしない方も多いのですが、実際家で椅子に座る時は、同じ姿勢でずっと過ごすことはありません。
そのため家で使いはじめるとお店での印象と違ってくる場合があります。
いろんな座り方を試したり、遠慮せずに長めに座ったりして自分に一番居心地のいい椅子を選んでください」。
椅子選びに関しては、座り心地だけでなく、立ったり座ったりする動作がスムーズに出来るかどうかも大切とのこと。
立ち上がりやすい肘の高さや幅、握りやすさかどうか。
座っているときに楽な姿勢がとれるか、横から座ったり立ったりする傾向のある人は肘の高さや造りが邪魔にならないかなど、立ったり座ったりもいろんな動作を試してしっかりチェックしましょう。
飛騨高山物産展も大好評
今年の日進木工フェアでも、飛騨高山のグルメや工芸品を集めた物産コーナーを開設しましたが、こちらも多くのお客様に喜んでいただきました。
なかには昨年の物産展で購入したトマトジュースが気に入ったとのことで、今年も楽しみにご来店されたお客様もあり、フェア同様ご満足いただけたようです。
ちなみにこの物産展も日進木工のスタッフに接客していただいたのですが、そのスタッフのユニフォームの背には、日進木工を代表する3つの椅子がデザインされていました。
日進木工のスタッフは、自社の家具に誇りを持ち、そのプライドを背に家具づくりを行っているのですね。
住賓館ではこれからも日進木工とのコミュニケーションを密にし、しっかり情報収集して皆様にご紹介していきます。
日進木工の家具についての問い合わせやご質問などありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
なお、店内には日進木工の正規取扱店だからこそ展示できる家具も常設しています。
ぜひ、ご来店いただき、こだわりの家具の数々を実際にご覧ください。
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